
今回、お世話になっている会計事務所から「海溝にゆ〜す」に投稿の依頼がきたが、何を書こうか、話題の提供に考え込んでしまった。
この、書くタイトルが決まるまでが大変である。
タイトルが決まれば後はスラスラ行くのだが。
まずは、自己紹介からといきましょう。
宜野湾市にクリニックを開いてから22年(昭和58年3月開院)になる。
開院後、約1年ぐらいたってから、各地の保育園にB4版の「くだ小児科クリニック情報」誌を毎月郵送し始めた。(連日150人以上の患者さんで大変であったが)
初めは、簡単なワープロ書きで、モノクロコピーで300枚ぐらいを、那覇近郊から石川市までの全ての保育園に封書で郵送していた。
内容はいたって簡単で、子どもの病気で保育園で気をつけるものが中心であった。
集団保育で流行する病気について、「どのくらい休ませるべきか」、「いつ頃から登園させて良いのか」、等でした。
今年の7月で240号、ちょうど20年になる。
よくぞこんなに続いたものだと、自分でも「ほめてやりたい」と思うくらい続いた。(子どもの病気シリーズが人気です。)
さて、本題にはいろう。
情報誌「遠い雲」にも書く、〜子どもの病気シリーズ〜の一つです。
最近、保育園で流行している「伝染病」の話題が良いでしょうか。
「手足口(てあしくち)病」?って聞いたことありますか。
とっても「変」な病名、でしょう。?(# ̄・ ̄#)
コワイ病気のようですが、子ども達にとっては「リンゴ病」と同じくらい「カワイイ」と思われてる病気です。
但し、大人がかかるととっても「チュウアタイ」しますよ。子どもの時にかかっておくべき「病気」です。かかっておくべきっていうのも、又、変でしょう。??
これは、言柴をかえると、予防接種がないので、子どもの時に「免疫」を獲得しておくべきものだからです。
子どもの時、「隔離」的に大事にされすぎると、大人になってから苦労することを示します。
病弱児は大人になると、病気ひとつしなくなるものです。
(と、診察室でお母さん方を励ましています。)
「手足口・病」は、厚労省のHPでの公式な病名では「シュ、ソク、コウ」病とされている。すぐには理解できない病名である。医療辞書でも同じように検索できるから不思議である。
子どもの病気は、多くがビールス性である。
麻疹、風疹、日本脳炎、など多くのビールスが周りには存在するが、その多くは予防接種はない。だから、生きてる中で自然に感染する。
感染することで「免疫」を柊得していく。
インフルエンザやポリオ、などは予防接種で予防できるが、数百にも及ぶその他のど−ルスにはワクチンはないので、感染することで、抵抗力をつけていかねばならない。
手足口病もその一つである。
症状は軽症である。
主に、口内炎がひどいときに治療をする。
手足の発疹はお湯がしみる程度で、数日で軽快する。塗り薬は不要である。
口内炎がひどくなると、食べられなくなるので、小さい子ではすぐに脱水症状を起こす。特効薬がないので、症状にあわせた対症療法になる。
免疫がついて自然に治るまで待つのが治療になる。
子どものリンパ球は若くて、どんなビールスにもすぐに免疫を作るので、きちんと治るが、大人のリンパ球は、急に感染した新しいビールスには免疫反応がおそいので、子どもよりも症状がおもくなる。
子どもの頃に、一度感染しておくと(感作と言う)一生の間、免疫をつくるリンパ球ができるので、大人では発病しないのが普通であるが、このリンパ球がないと「チュウアタイ」することになる。
子どもの頃に、悪性のビ−ルスである、インフルエンザや日本脳炎などに感染すると、子どもにとっては、
初めてのビールスとの戦いが体の中ではじまる。
うまく免疫ができてくれば撃退できるが、負けると肺炎や脳炎を併発してしまう。命を落とすこともある。
そのために、ワクチンで前もって感作リンパ球を作らせて、本格的に感染する前に、弱く感染させて免疫の前線を構築させておくのである。
健康な成人は、大きくなるまでにすでにこれらの悪性のビールスに免疫を持っているので予注をしなくても子どもの病気に感染しないのである。
様々な、ビールス感染は
「子どもを強くする」源でもある。

3年前にホームページを立ち上げました。
子どもの病気だけではありません。
日記帳、関連サイト、来院した子どもたちの笑顔写貝などのせています。
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http://www.kuda.jp
宜野湾市野嵩在 くだ小児科クリニック
日本小児科学会専門医 久田友太郎
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